(続)まことの卓球ブログ

沖縄、卓球、ライフ。

最高の組み合わせを選ぶには

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導師の動画で用具関係があがっていたので翻訳。

 

最高のラバーとラケットを

どのように選べばいいのだろうか。

 

自分のプレースタイルに最適な組み合わせとは。これは一般的な質問で、これに回答したいと思う。

 

本当にあった物語。

 

あるプレイヤーが彼の経験をシェアしている。

あまりにもスピードの出るラケットを選んだことが、15年間の卓球人生を無駄にしたと。

今、彼はオールラウンドラケットでプレーすることを勧めている。

 

彼は言っている。

あまりにもスピードの出るラケットを選ぶことは、卓球人生を破滅させる最も良い方法だと。

 

あまりにスピードのでるラケットを使うことは、多くのプレイヤーに共通の誤りだ。

あなたも当てはまるとしたら、手遅れになる前に変更すべきだ。

 

またあるプレイヤーはシェアする。

あまりにもスピードの出るラケットを使うことは、ハードだ。

このアプローチは、ボールタッチが上手くなるまで、多くのミスを生じさせる。

同時に、パワーやスピードを道具に頼るようになる。

あなたは、用具にたよらずにストロークを洗練させ、どのようにパワーやスピードを生み出すか学ぶべきだと提案したい。

 

リュウシーウェンはかつてインタビューで

こう言っていた。

彼女にとっての最適なラケットとは、

オフェンシブかつ「しなるラケット」だと。

 

中国選手は卓球においてとても強い。

なぜならこれは、彼らが超スピード用具を使うからではなく、テクニックが優れているからだ。

 

彼らは、OFF+,OFF++のような

超スピードラケットではなく、

オフェンシブラケット(All+、Off-)を使う。

 

現代卓球において、オフェンシブラケットが必須だ。

しかし、ラケットは「しなり」がないといけない。

しなりは回転と打球感を良くする。これが重要なのだ。

 

しなるラケットは「キック・エフェクト」をボールに与える。

説明しましょう。

 

ラケットとラバーの組み合わせは

ボールのこれら3要素を決定します。

 

1.ボールの球離れ

ラケットからボールが跳ね返っていく速さ。

この要素は超重要というわけではない。

なぜならこれは初速であり、

すぐに空気抵抗で減速していくからだ。

 

2.回転

この要素は重要だ。なぜなら回転が

安定性を生むからだ。

回転をボールに与えるようにインパクトすることができれば、強く打てるし、

ボールはテーブルに収まってくれる。

 

3.キック・エフェクト

相手コートにおけるバウンド時に起こるもの。

これが最も重要な要素だ。

キックエフェクトは質の高い打球の結果だ。

このキックエフェクトが中国選手が試合を支配している理由でもある。

彼らのボールは回転がかかっていて、速く、そしてバウンドはとても低い。

こういうボールを返すのは困難だ。

 

中国選手のショットで、キックエフェクトを感じてみよう。

ボールはとても速くバウンドが低い。

 

回転だけではキックエフェクトを作り出すことはできない。

このエフェクトは、回転とスピードが乗った力強いショットからのみ生まれる。

 

バックハンドショットのキックエフェクト。

 

ここでヨーロッパ選手のショットと比べてみよう。

違いが分かるだろうか。

ヨーロッパ選手のボールは回転がかかっている。

しかし、中国選手よりは遅い。

しかもキックエフェクトがない。

軌道はカーブしているがキックエフェクトは弱い。中国選手と同じではない。

 

 

4つのタイプの組み合わせ

(ラケット+ラバー)

卓球王国によると4つある。

 

1.軟らかいラケット+柔らかいラバー

 

球離れ1、回転5、加速感3

 

この組み合わせは、以下にお勧め。

・初心者や中級カットマン

・様々なドライブとブロックを使うことを理想とする攻撃選手

・回転を替えて相手を攻め立てる守備型

これが最もコントロールしやすい組み合わせだ。

しかし、回転は強いが遅い。

 

 

2.硬いラケット+硬いラバー

この組み合わせは最も早い球離れ。

しかし、回転をかけるのが難しい。

 

球離れ5、回転2、加速感2

 

この組み合わせは、以下にお勧め。

・スマッシュを愛している人。

・でもたくさんミスが起こるし、回転がないとコントロールもできない。

・前陣で、中国ラバーで速攻タイプ

 

最速の組み合わせだが、無回転、超速、リスクの高い打球。諸刃の剣だ。

 

 

3.硬いラケット+柔らかいラバー

この組み合わせは、「噛む(球持ち)」と「カタパルト効果」という独特の感触がある。

軟らかいラバーは十分な球持ちとコントロールがあるし、硬いラケットはボールに速度とカタパルト効果がある。軟らかいラバーと一緒なら。

 

この組み合わせはヨーロッパ諸国で主流だ。

ヨーロッパの卓球哲学は、ラバーで回転を生み、ラケットで速度を出すというものだ。

球離れ4、回転3、加速感2

 

以下の人にお勧め。

・カタパルト効果が好きな人。柔らかいラバーで食い込ませて、ラケットで飛ばすこと。

・ブロック選好型。

・力が無くて前陣でプレイするのが理想な人。

・前陣ドライブで速攻の人。

 

この組み合わせの弱点

中くらいの回転しかないこと。

強い回転は難しい。

軟らかいラバーは弱いラバーで、

硬いラケットは球離れが早い。

 

後陣からはスピードが無い。

台から離れて戦う人には向かない。

 

 

4.軟らかいラケット+硬いラバー

この組み合わせが主流かつバランスが取れている。

硬いラバーなら、打球は素早くリバウンドする。

軟らかいラケットはボールに回転をかけやすい。

 

この組み合わせはアジアの国で主流だ。

中国卓球哲学では、硬いラバーがボールにスピードとキックエフェクトを与え、ラケットが打球感と回転を生み出す。

球離れ3、回転4、加速度5

 

こんな人にお勧め。

・中陣からのドライブマシン(馬龍スタイル)

・少し台から離れて戦うオールラウンドな攻撃型(もっとも主流)

・キックエフェクトは中国選手の成功のカギだ。

 

しかし、あなたは以下のことが必要になる。

・硬いラバーにボールはそこまで食い込まない。良い技術と回転をかけるための加速度が必要。

・粘着ラバーは軽打の際、球持ちがよくなる。

・軟らかいラケットのおかげで球離れが早くないので、初速を作り出すフィジカルの強さが必要だ。

 

 

さて、中国選手が柔らかいオフェンシブブレードを使う理由がお分かり頂けたと思う。

 

中国選手はラケットのしなりを強くするため、メーカーにブレード面の大きいものをオーダーメイドすることもしばしばだ。

 

中国選手は、キックエフェクトを増すために、両面に硬めのラバーをはることもある。

 

一方ヨーロッパ選手は、カタパルト効果を使うため、柔らかいラバーを愛している。(ラケットで飛ばす感覚。)

ヨーロッパ選手は、柔らかいラバーを埋め合わせるため硬いラケットを使う。

しかし、この組み合わせは後陣で弱いし、キックエフェクトも弱い。

 

正しい組み合わせを選ぶことが最も重要だ。

 

トップレベルにおいて、パフォーマンスの20%は良い組み合わせが貢献している。

中国選手が特定の組み合わせを使っていなければ、こんなに大きな成功はできないだろう。

とても硬いラバーは直接的なフィーリングとすべての力をボールに伝達することを可能にする。

軟らかいラバーはそういうことはない。

良い組み合わせは素晴らしいテクニックと結びつているのだ。

これが卓球では最強の武器となる。

 

初心者向けの最も良い組み合わせ

最初にちゃんとした組み合わせを選ぶのは本当に重要。

8年間トレーニングしてバックドライブできないやつを知っている。

誰も彼に組み合わせが良くないと言ってくれなかったのだ。

彼は非常に柔らかいラバーをバックハンドに使っていた。

 

ドニックのデストビッグスラムF3

これの硬度は35度。

何人かのコーチは、

「軟らかいラバーを使うとコントロールが良いと言う。」が、

私は言いたい。

「Noだ。」

 

あまりに柔らかいラバーを使うことは、ストロークを制限することになる。

全力で打球するメカニズムを習得することを妨げる。

 

軟らかすぎるラバーを使うと、ストロークの途中でラケットから飛び出してしまう。

つまりそれは、打球時にエネルギーロスを生じるということだ。

軟らかすぎるラバーはストロークを加速させることを妨げる。

十分に硬いラバーではボールにすべての力を伝えることができる。

それに直接的な打球感、加速、回転もかかる。

 

中国の子供はあまりお金がないので、両面に5$の硬いラバーを使う。全然弾まない奴。

でもそれは直接的なボールの打球感がある。

彼らは全力で打球するメカニズムを習得する。

軟らかすぎるラバーは、初級者にとってもとても悪い。

しかし私が訪れた多くのクラブでは子供柔らかいラバーを勧めていた。

 

組み合わせの重要点はこうだ。

・バックハンドに40度以下のものは使わない。

・コントロールを重視したいなら、厚く柔らかいラバーではなく、薄く硬いラバーが良い。

・フォアラバーは硬いものを選ぼう。強く打球出来るようになる。

 

参考:私はバックに50度、フォアは53度のラバー使ってます。

プラボールになってから、50度はあまり硬くないと感じてます。

202g

 

今回の翻訳は長かったー(^p^)

 

なお、導師は「チョレイ」の語源について、

中国語で「好球(Nice Ball)」の意味だと

滅茶苦茶なことを言っていましたが、そのほかはおおむね納得できる感じです。