ALCについて本気出して
考えてみたよー
バタフライのアリレートカーボンがこの世に出たのは、
このビスカリアが初めてだと思われます。
1994年のことです。
この頃の卓球のルール
1.ボールはセルロイドの38mm
2.サーブはハイド(隠し)あり5本ずつ。
(今でも多くの選手はハイドしてますが。)
3.21点マッチ。
4.スピードグルーあり。
この頃のオリンピックチャンピオン
1992年 バルセロナ
ヤン=オベ・ワルドナー(スウェーデン)
ラケット:ワルドナーディコン
ラバー:J.O Waldner
↓
1996年 アトランタ
劉国梁(中国)
ラケット:クリッパーウッドWRB中国式
ラバー:STIGA clippa, Mendo
この頃の世界チャンピオン
1993年 イエテボリ大会
ジャン=フィリップ・ガシアン(フランス)
ラケット:ガシアンエキストラ
ラバー:マークV
↓
1995年 天津大会
孔令輝(中国)
ラケット:Avalox P500
ラバー:GLOBE999
この頃の最速ラバー
ブライスの発売が1997年なので、ブライスはまだない。
バタフライのラバーマトリックスを見ていると、
多分、スレイバーが最速で、スピード10
グルーイングしたとしても
スピード、スピン、共にテナジーには遠く及ぶまい。
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初心に立ち返ってALCとは
この頃シリーズでかなり遠回りしましたが、
ようやくALCの基本的なことを考えていきたいと思います。
というか、これを見たら一目瞭然じゃない!
はい、懐かしい青い箱の裏面。
前は減衰性能のグラフもあったような記憶。
なになに、、、
特徴1.反発が高い
特徴2.ソフトな打球感
バタフライがいう反発が高い+ソフトな打球感とは、
普通の木材だとどういうものかというと、
ラケットのマトリックスの左上の方を見ればよいのです。
はいー、檜単板ー。
檜単板がソフトだと考えると、
やっぱりあまり手に響かないのをソフトだと言っているのでは。
ただ、このマトリックスは
ZLCとALCが同じような位置にあるという
意味不明なものですがね。
(最新は、反発特性と振動特性のマトリックスに変わってます。)
疲れたからまとめると
やっぱ、ALCはチャイラバに合わせるのがベスト。
硬くて飛ばない奴ならチャイラバ以外もOK
そうすると、
ブラジルのカズオ・マツモト選手の
用具のこだわりとも符号してくるのです。
カズオ・マツモト選手は、
テナジー辞めてスピンアート(チャイラバ)使ったら
勝てるようになった。
と言っているわけですよ。
そして、何よりALCを使用する中国選手は、
まず間違いなくチャイラバ貼ってますよね。
特にフォアハンド。
過去に孔令輝選手も微粘着を合わせている。(選手生活後期に)
ラケット:特注孔令輝(バック面のみALC)
ラバー:タキファイヤSP(微粘着)硬度50-60度らしい
ALCが導入された時期には、
テナジーやブライスのような飛ぶラバーも無かった。
スレイバーがスピードMAXでグルーイングしてた。
スレイバーの硬度は38
テナジーは36。
ということで、インナーフォースALCに
チャイラバ貼ってみようと思います!
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